暮らしにまつわる幅広いサービスを展開するカシワバラグループは、NPO法人TGPを通じ、和歌山県有田川町の小中学校10校に生理用ナプキンを寄贈しました。この取り組みは、月経に対する理解促進と支援の一環として、子どもたちが安心して学校生活を送れるようにすることを目的としています。
近年、経済的理由などから生理用品の入手が困難になる「生理の貧困」や包括的性教育の不足が、社会問題として注目されています。特に10代の若年層においては、月経に関する正しい知識の不足や相談環境の欠如が、学校生活や将来の健康課題と言われてきました。

カシワバラグループは、土地開発から建築、修繕・メンテナンス、管理、保険、住宅ローンに至るまで、住まいと暮らしを支える幅広いサービスを展開している企業グループです。住環境の向上にとどまらず、すべての人々が心身ともに健やかに暮らせる「生きる環境」の実現こそが、暮らしの基盤づくりの本質であると考えています。また、「快適かつ安全な日常があってこそ、人は本来の力を発揮できる」という信念のもと、生活のあらゆる場面に寄り添う支援を大切にしています。

本取り組みは、TGPが推進するプロジェクトに賛同したことで実現されました。TGPは、月経教育とナプキン支援を通じて、子どもたちが自らの身体や健康について正しく知り、安心して未来を描ける社会の実現を目指しています。その実現に向けて、企業や自治体と連携しながら全国で活動を広げており、今回の寄贈もその取り組みの一環として行われたものです。

今回寄贈した生理用ナプキンは、産婦人科医監修の月経に関するメッセージが添えられた収納ボックスに入れて設置されており、子どもたちが自然と月経について学びながら、必要なときに安心して使える環境が整えられています。これにより、子どもたちが心身ともに安心して学校生活を送れ、「見えない不安の軽減」につながることが期待されています。
月経 – FEMTECH LAB