ラグジュアリー・セルフケアブランドLELOが実施した「2025 Futurist Report(フューチャリスト・レポート):世代別にみる恋愛・セクシュアリティ・テクノロジーへの意識」調査結果が発表されました。
同調査は各世代におけるテクノロジーと親密な関係性の交差点を探ることを目的とした国際調査に基づいています。調査結果からは、これまでのステレオタイプを覆すような意外な傾向や、性に関する対話の変化、テクノロジーの倫理的課題など、多様なトピックが明らかになりました。
調査では、高齢世代が想像以上にテクノロジーに精通しており、デジタルツールを性生活や人間関係の充実に積極的に活用していることが分かりました。また、デジタルプラットフォームの普及により、セクシュアリティに関する会話が以前よりもオープンかつ多様性に富んだものへと変化していることも明らかになりました。
一方で、テクノロジーが親密な関係にさらに深く関与するなかで、プライバシー保護やデータセキュリティといった倫理的な問題への対応が求められています。AI やロボティクスの活用、仮想空間での交流など、新たな親密性のあり方が模索されている状況です。
日本での調査では1000名の消費者を対象に世代別の意識を分析しました。結果として、Z世代(18~28歳)の46.4%、ミレニアル世代(29-41歳)の37.27%、ゼニアル世代(42-48歳)の43.45%が、テクノロジーを性生活の向上に活用することに前向きであると回答しました。

さらに、約40%がテクノロジーを介して性的なコンテンツを共有した経験があることが明らかになりました。また、日本人男性の45%が「性のテクノロジーに関心」を示しており、この分野が決してニッチな領域ではないことを示しています。一方で、日本人女性の49%は「性のテクノロジーに対して抵抗を感じる」と回答し、男性よりも高い傾向が見られました。「セックステック(性のテクノロジー)」という言葉自体が、いまだに"恥ずかしいもの"や"不潔なもの"といったイメージを喚起しやすく、特に女性にとって心理的なハードルとなっている可能性がうかがえます。


このような意識変化を後押ししている社会的背景としては、女性のエンパワーメントやフェムテック市場の拡大が、挙げられます。性に関するケアや身体の知識は、これまでの「恥ずかしいこと」から「日常の健康習慣」へと再定義されつつあり、今後は快楽や自己理解についても、より前向きでオープンな対話が広がっていくと期待されています。
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