足先が冷たくて眠れない。日中手がかじかむ。お腹を触るといつもひんやり...。そんな「冷え」に悩まされていませんか?
温活なら今日からはじめられます。朝は白湯で内臓を温め、日中は温活グッズで冷えを防ぎ、夜はぬるめのお風呂でリラックス。特別な道具なしに誰でも続けられるのが、温活の魅力です。
この記事では、朝・昼・夜の場面別温活法と、冷えに悩む女性に人気の温活グッズをご紹介。温活で冷え知らずの毎日を手に入れましょう。
温活とは?体を内側から温めよう

「温活」とは、日常生活の中で体を温める習慣を取り入れ、冷えによる不調をケアする取り組みのこと。
健康維持に理想とされる体温は36.5~37度なのに対し、今の日本人の体温は低い傾向にあるといわれています。その背景には、現代特有の生活スタイルがあります。
デスクワークによる運動不足で筋肉量が減少し、体の「熱を作る力」が低下。さらにエアコンへの依存、ストレス、不規則な食生活などが冷えを加速させます。
温活は、体が自ら熱を作り、巡らせる力を高めることで、この悪循環を断ち切ります。たとえば白湯で内臓機能を活性化し、入浴で血流を促進します。単に温めるのではなく、内側から体が持つ「温まる力」を引き出す点がポイントです。
温活を行うには、まずは自分の体温や月経リズムを知り、日々の変化と向き合うことが大切。体調や体温をアプリなどで可視化できるフェムテック的なアプローチも、温活をはじめるうえで有効な手段です。
体が冷えるとどうなる?冷えが引き起こす体の不調

体が冷えると、肌や体にさまざまな不調が現れます。その背景には、筋力の低下や自律神経の乱れなど、複数の要因が関わっています。ここからは、冷えの原因や、体への影響をくわしく見ていきましょう。
冷えの主な症状
まずは、冷えからくる主な症状をご紹介します。いくつあてはまるか、チェックしてみましょう。
□手足の先が冷たい
□肩こりや首こりがある
□腰痛、関節痛が気になる
□眠りが浅い、寝つきが悪い
□イライラしやすい
□ドライアイや目の疲れを感じる
□顔色が悪く、くすんでいる
□目の下のクマが取れない
□むくみやすい
□胃痛や胸やけに悩んでいる
□便秘や下痢が続く
□頻尿や膀胱炎を繰り返す
□生理不順がある
□生理痛が重い
このように、体温が低いことで起こる症状はさまざま。あてはまる数が多いほど、体が冷えているサインかもしれません。自覚症状がある方は、早めに対処しましょう。
冷えの3大原因
【原因1】筋肉量不足による「熱を作る力」の低下
体内でもっとも熱を生み出しているのは筋肉です。しかし、女性は男性に比べて筋肉量が少ないうえ、現代生活では体を動かす場面も減っています。筋肉という「熱を作る工場」が小さくなれば、当然、体は冷えやすくなります。
【原因2】自律神経の乱れによる体温調節機能の低下
ストレスや睡眠不足で自律神経のバランスが崩れると、体の「オンオフ」がうまく切り替わらなくなります。その結果血流の調節も乱れ、一日中手足に十分な血液が届かない状態に。朝起きても体が重く、日中も手足が冷え、夜は足が冷たくて眠れないなどの症状につながります。
【原因3】生活習慣による血行不良
長時間の同じ姿勢、締め付ける服装、冷たい飲み物のとりすぎ。これらはすべて血流を悪化させ、冷えをまねきます。
これら3つの原因はお互いに影響し合い、冷えの悪循環を生んでいます。運動で筋肉を増やすのが理想ですが、まずは日常でできる「温活」から始めるのがおすすめです。
体が冷えることのデメリット

体が冷えた状態を放置していると、血液のめぐりが悪くなるだけでなく、健康状態や女性特有の不調にまで影響が及びます。体が冷えることで生じる具体的なデメリットを見ていきましょう。
血流が悪化する
体が冷えると血管が収縮し、血流が滞ります。すると、体は内臓を守ることを優先するため、体の末端にある毛細血管まで十分に血液が行き届かない状態に。手足がますます冷え、肌荒れ、くすみ、むくみなどの肌トラブルにもつながります。
老廃物が体に溜まる
通常、老廃物は汗や尿とともに排出されますが、冷えにより血流やリンパの流れが悪くなると、老廃物が体中に蓄積。肩こりや生理痛などのトラブル、便秘、肌荒れを引き起こしやすくなります。
免疫力が下がる
体温が1度下がると、免疫力はおよそ30%低下するといわれています。冷えによって疲れやすくなったり、風邪を引きやすくなったりするのは免疫力の低下も関係しているのです。
女性ホルモンに影響する
冷えにより血流が悪化すると、卵巣の働きが低下し、女性ホルモンの分泌リズムが乱れやすくなります。その結果、生理痛や生理不順につながり、冷えがさらに進行すると自然に妊娠しづらくなるケースも。女性特有の不調は、実は体の冷えが関係している可能性があるのです。
だからこそ、日常生活のなかで体を温める習慣を意識することが大切。温活を行えば、冷えによる悪影響を防ぎやすくなります。ただし、冷えには別の病気が隠れている恐れもあるため要注意です。症状が重い場合には、医療機関の受診も検討しましょう。
温活を続けると期待できること

冷えは、美と健康の大敵。温活を生活に取り入れることで、心や体にさまざまなうれしい変化が期待できます。実際に温活を続けた結果どうなるのか、代表的な変化は以下のとおりです。
1. 冷えの不快感が和らぐ
「手が冷たくて眠れない」「足先がジンジンする」といった冷えの不快感。温活を続けると、これらを感じる頻度が減り、冷えのストレスから解放される時間が増えていきます。
2. 体が動きやすくなる
体が冷えていると筋肉も固まって動きづらいもの。温活で体が温まると自然と活動量が増え、さらに温まりやすくなる好循環が生まれます。
3. 風邪に負けない体づくりをサポート
体を冷やさない生活を意識することで、ウイルスや感染症に負けないコンディションを維持しやすくなります。
4. 心をほぐしてリラックス
血液の流れがスムーズになると、肩こりや疲労感の緩和につながります。また、心がほぐれることで、自律神経のバランスを整えることにも役立ちます。
5. 美肌づくりをサポート
血流がよくなると、肌に栄養が行き渡りやすくなり、くすみや乾燥のケアにもつながります。また、老廃物の排出を促すため、肌のコンディション維持にも一役買います。
このように、温活にはうれしい効果がたくさん。しかし、メリットを正しく得るには「継続すること」が大切です。
すぐはじめられる温活の方法

温活は、温活サロンで施術を受ける方法もありますが、自宅でも気軽にはじめられることが魅力。ここからは「温活って何すればいいの?」と迷っている方に向けて、温かい飲み物や温活グッズを効果的に取り入れるポイントを1日の流れに沿ってご紹介します。
【朝】体を起こす「目覚めの温活」
朝起きてすぐに、約50度の白湯をゆっくり飲むことで、内臓が穏やかに温まります。一気に飲み干さず、少しずつ時間をかけて飲むのがポイント。
起床してすぐの体は水分が不足し、体温が低下しています。就寝中に休んでいた内臓を急に刺激しないよう、冷たい飲み物や、熱すぎる飲み物は避けましょう。
温活の代表的な食べ物である「生姜」を、白湯に少量プラスするのもおすすめです。軽くストレッチをして、体を目覚めさせるのもよいでしょう。
【昼】オフィス・外出先でも可能な「ながら温活」
体を動かす機会が限られる仕事中や外出先では、“温活ファッション”を取り入れましょう。特に、デスクワークなど同じ姿勢が続く状況では、血流が悪くなり冷えが進みがちです。
冷えから体を守るには、「首」「手首」「足首」の“3つの首”を温めるのがコツ。アームウォーマーや靴下、腹巻きなどを活用して冷えを防ぎましょう。
また、飲み物には温かいお茶や、ハーブティーがおすすめ。マイボトルで持参すれば、持ち運びもできて便利です。
【夜】1日の疲れを癒す「リセット温活」
夜は、入眠の1時間半前に入浴しましょう。体が冷え切っていると、寝つきの悪さにつながります。39~40度の少しぬるめのお湯に15~30分ほど浸かることで、体がしっかり温まり、副交感神経を優位に導きます。
下半身の冷えが気になる場合は、みぞおちまで浸かる半身浴も効果的。好みの入浴剤やキャンドルを使えば、心もリラックスできます。
温活をサポートするおすすめグッズ

温活を楽しみながら続けるためにも、ご自身のライフスタイルに合ったグッズを選びましょう。最後に、温活グッズ選びのポイントと、おすすめの温活アイテムをご紹介します。
温活グッズ選びのポイント
温活グッズを選ぶときは「どこで」「どんなときに使うか」を意識するのがコツ。心地よさと機能性のバランスを重視することで、習慣として長く取り入れやすくなります。主なポイントは以下のとおりです。
シンプルで使いやすい
外出先でも使えるデザイン
肌にやさしい素材
洗濯可能なもの
たとえば、自宅以外にも外出先で使えるアイテムは、日常のどんなシーンにも寄り添ってくれます。デザインがよいものを選べば、気分が上がるだけでなく、オフィスや旅行にも携帯しやすいでしょう。
また、肌に直接触れるものは、素材や通気性にもこだわりたいところ。洗濯可能なものだと、いつでも清潔に使えて衛生面も安心です。
プラスエフティシュープリームララ ハラマキショーツ

冷えによる不調に悩む、現代女性のために開発された「ハラマキショーツ」。ショーツと腹巻きが一体になったデザインで、冷えやすいお腹周りをすっぽりやさしく包み込みます。
肌に触れる表糸は、吸湿性・吸水性に優れた綿100%。ふっくらとしたニット素材で、チクチクしにくい着心地です。普段使いはもちろん、デリケートな生理期間やマタニティ期、リラックスしたいルームシーンにもぴったり。
手洗いまたは洗濯機の弱モードで洗濯できるのもうれしいポイントです。肌触りと着心地のよさを追求した、すべての女性を応援する温活ショーツです。
onaka想い サニタリーショーツ

生理期間の不調に着目し、開発されたサニタリーショーツ。特殊な「A.A.THMedical繊維Ⓡ」を練り込んだ素材を使用しており、遠赤外線の作用を利用して血行を促進する一般医療機器として認証されています。
つらい生理痛の緩和をはじめ、疲労回復やコリ・筋肉痛の緩和など、複合的な効果が期待できることが特徴。360度ストレッチ素材と、フリーカットのクロス構造を採用し、ズレにくさや動きやすさを両立させています。
サイズはS~3Lまでと豊富で、カラーも定番のブラック・グレージュから、華やかな花柄のセージグリーン、ペールピンクまで多彩なラインナップ。生理予定日の1週間前から着用をはじめることで、より効果的なケアが期待できます。
※本製品は一般医療機器です。使用上の注意をよく読んで正しくお使いください。
※A.A.THMedical繊維Ⓡはオンヨネ株式会社の登録商標です。
※一般医療機器(家庭用遠赤外線血行促進用衣)
広島・ 瀬戸田レモンブレンドハーブティー(5包ティーバッグ)

広島県「瀬戸田産レモン」の、爽やかな香りを活かしたブレンドハーブティー。ルイボスをベースに、香り高くエグミの少ない瀬戸田レモンの果皮を贅沢に使用し、パイナップルやマンゴーのほのかな甘味もプラスしています。
お湯を注ぐと、レモン果実やハーブの香りがふわっと広がり、心を落ち着かせたいリラックスタイムに最適。心地よい温度が体の内側から健やかな温活をサポートします。
広島・川根柚子ブレンドハーブティー(5包ティーバッグ)

広島県安芸高田市産のブランド柚子「川根柚子」を使用したブレンドハーブティーです。川根柚子の豊かな香りを引き立てるため「グリークマウンテンティー」とも呼ばれる、シデリティスをベースに採用。リンゴや生姜、ターメリックなどのスパイスもブレンドしています。
シデリティスは、古くから手先の冷えやむくみのケアに用いられてきたハーブのひとつ。ノンカフェインのため就寝前にもおすすめです。
まとめ
冷えを放っておくと、心身のバランスや美容面にも影響を及ぼします。「温活」は、気軽にはじめられることが何よりの魅力。白湯を飲む、ゆったりお風呂に浸かる、温活グッズを使うなど、できることから取り入れていきましょう。ぜひ、この秋冬は温活を通じて、冷えに悩まされない日々を送ってくださいね。







