Flora株式会社と東洋ビューティ株式会社は20~39歳の女性72名を対象に、生理2周期にわたるフェミニンゾーンに関する共同調査を行い、その結果を発表しました。
近年、フェミニンゾーンケアへの関心が高まり、専用ケア商品やフェムテック・フェムケア市場が拡大しているものの、「どの製品が、どの悩みに、どの時期に効果的か」を明確に示すデータは限られていました。特にフェミニンゾーンの悩みは女性ホルモンの変動に伴う周期的な変化が大きく影響するため、適切な設計・評価が課題となっていました。
今回は、Floraが提供する生理管理アプリ「Moonly」のユーザーを対象に、同社独自の生理周期連動型アンケートシステムを活用して調査を実施。一人ひとりの生理周期に合わせて適切なタイミングでアンケート配信やリマインド通知を行うことで、周期変動に左右されない精度の高いデータ取得を実現しました。本調査は、フェミニンゾーンに対する消費者意識と東洋ビューティ株式会社が開発したフェミニンゾーンケア製品の有効性検証を目的としています。
調査結果によると、フェミニンゾーンの3大悩みは月経期(生理中)に最も強く表れ、黄体期(排卵後から月経開始まで)に最も軽減される傾向が明らかになりました。また、開発製品の使用前後で、3大悩み「全て」の有意な軽減効果が確認されました。


心理面では、調査対象者のうち71.3%がフェミニンゾーンケア後、ポジティブな気持ちの変化を実感。「生理中の嫌なにおいが気にならなくなった」や「自分を大切にしている感覚が得られた」などの声が寄せられました。さらに、79.7%が今後も使用したいと回答し、希望価格帯は1000~3000円という結果となりました。
東洋ビューティ株式会社は、安全性試験をはじめとする強みを持ち、化粧品ODM/OEMの企画提案から製造・品質管理まで一貫した対応を行っています。「美と健康への想いをかたちにし、笑顔あふれる未来をつくる」という経営理念のもと、女性特有の健康課題解決に向けてフェムケア活動に注力しています。
一方、Flora株式会社は女性の月経・妊活・プレ更年期などライフステージに寄り添ったヘルスケアアプリ「Moonly」を提供。企業向けに女性のヘルスケアの効果検証およびエビデンス収集を行い、製品開発を支援するサービス「Expert」を展開しています。
月経 – FEMTECH LAB