見過ごされがちな「性差による負担」を、見えるかたちで支援するPCEA連盟。企業の福利厚生や職場環境の改善に加え、女性支援や地域貢献、災害時のBCP対策にもつながるPCEA BOX(女性用救急箱)を社会課題解決と企業価値向上を両立するモデルとして提案し、実績を拡大しています。
PCEA連盟は、5つの活動を通じて、女性の心と体の健康課題の解決に取り組んでいる団体です。まず一つ目は、女性用救急箱「PCEA BOX」の設置です。PCEA BOXには、生理中の女性に必要なものがまとめて入れられています。また、女性の生理にかかる支出を少しでも軽減できるよう、PCEA BOXに入っている製品は福利厚生価格で購入可能です。

二つ目は、生理用品の災害備蓄の推進です。突然の地震や大雪など、災害時には支援物資がすぐに届かず、生理用品が不足することもあります。避難所生活が長引くと、その影響は深刻です。職場に生理用品の常備を推進することで、大きな安心につながるよう活動しています。

三つ目は、PCEAバッジ活動です。同連盟の趣旨に賛同し、「ピンクのいもむし」のピンバッジを身につける人を増やすことで、女性の健康課題への理解と支援の輪を広げています。

四つ目は、女性の健康セミナーの実施です。女性特有の心と体の課題について理解を深めてもらうため、「女性の健康」をテーマにセミナーや勉強会を開催しています。会社の幹部研修や新入社員研修、学校教育のための授業にパートナーとの理解を深めるきっかけなど、身近な人に正しい知識を伝える場面で活用できます。

最後は、生理用品の寄付活動です。会費の一部で生理用品を購入し、学校や被災地などへ寄付しています。生理用品の購入は、女性にとって避けられない経済的負担です。同連盟では、この現実に向き合い、必要とする人へ届ける仕組みづくりを進めています。
月経 – FEMTECH LAB
PCEAプロジェクト専用サイト:https://pcea-box.com/