生理の際に漏れの不安を解消する抜群の吸水力だけでなく、通気性や抗菌消臭機能、ぬくもり機能など、様々な安心機能を備えた吸水ショーツ「月帯-TSUKIOBI-」を販売するakibito株式会社は、「初経時の生理観」に関する実態調査を実施。20代および50代の女性332人を対象に、2025年4月9～11日の3日間で行いました。この調査結果から、20代女性と50代女性が初経を経験した時の生理観の違いなどが明らかになりました。
近年、女性の社会進出は加速し、生理に関する考え方も年々変化している傾向があります。その中で、今回は女性にとって大きな節目である初経を迎える時期に注目しました。
初経の受け止め方は、育った時代や環境に大きく左右されると考えられます。現在50代の女性が初経を迎えた1980年代は、「生理は隠すべきもの」という価値観がまだ色濃く残っていた時代であり、生理に関する情報が十分に得られにくい時代でした。一方、現在20代の女性は2000年代後半～2010年代前半に初経を迎えており、以前より情報が手に入りやすく、家庭や学校でも一定の理解も進んでいます。こうした背景の違いは、生理に対する知識の深さはもちろん、不安の感じ方、周囲とのコミュニケーションの取り方などに差を生んでいる可能性があります。
まず、「初経を迎えたのは何歳ごろか」を問う設問への回答では、20代の女性も50代の女性も「12歳」が最も多い結果となりました。また、両年代で２位以降の結果もあまり変わらないことから、初経を迎える時期は大きく変わっていないことがわかりました。
一方で、「初めて生理について知った際の情報源は何か」を尋ねる設問の回答では、20代の女性では1位が「母親や家族」で43.7%だったのに対し、50代の女性は1位が「学校の授業や保健指導」で52.8％という結果に。20代の女性は「学校の授業や保健指導」よりも「母親や家族」から生理についての情報を知った人の割合が多くなっており、この結果から女性の生理に関する情報が、家族内でもオープンになっている傾向が見られました。
続いて、「初経を迎える前に、生理についてどの程度の知識があったか」を尋ねる設問への回答では、20代の女性、50代の女性共に1位が「なんとなく聞いたことがあった」、2位が「ある程度知っていた」、3位が「ほとんど知らなかった」という結果に。この設問では年代別での顕著な傾向の違いは見られませんでした。
最後に、「初経当時、生理について不安や困ったと感じたことは何だったか」を尋ねたところ、20代の女性も50代の女性も1位は「学校での漏れが心配だった」、2位は「周囲に知られるのが恥ずかしかった」という結果になりました。ただ、20代の女性では3位が「特に困ったことはなかった」で回答率28.1％という結果になったのに対し、50代の女性では3位は「服装や行動の制限が不安だった」で回答率28.5%という結果になりました。また、50代の女性での「特に困ったことはなかった」という回答の回答率は12.7%に留まり、20代の女性と比較すると15％以上の差が見られました。
今回の調査により、初めて生理について知った際の情報源は、20代の女性では「母親や家族」、50代の女性では「学校の授業や保健指導」が最も多いことがわかりました。また年代に関わらず、初経当時は「学校での漏れの心配」や「周囲に知られることの恥ずかしさ」に不安を感じていた人が多い結果となった一方で、「困ったことはなかった」と回答した人の割合は20代女性の方が多く15％以上もの差が見られることがわかりました。
月経 – FEMTECH LAB
