男の子を育てるママにとって、デリケートゾーンのケアはまだまだ情報が少なく、「これで正しいの?」「どう考えればいいの?」と戸惑うことの多いテーマ。
そこで、秀和製薬株式会社が開発した男児向けデリケートゾーンケア製品「キレイにむけたね」について、産婦人科医M先生へのインタビューが実施されました。
M先生は総合病院の産婦人科に勤務し、妊娠・出産を中心とした周産期診療を専門としています。最近では、中学3年生を対象とした性教育の講演も行い、年齢に応じた正しい知識を伝える重要性や男女問わず自分の体を大切にする意識を育てることの重要性を実感しているそう。
男児のデリケートゾーンケアについてM先生は「医療や育児の現場でもまだ新しいテーマで、私自身、未知の部分も多い」としながらも、「皮膚のバリア機能や保湿の大切さは、性別にかかわらず共通」と指摘。乾燥や汚れが炎症の原因になる点も同じであることから、「性別を問わず、毎日のスキンケアのひとつとしてケアを考えることは男児にとっても大切」と述べました。
自身の育児経験では、男児のケアに関して「医師としての知識」と「母親としての距離感」のバランスに悩んだといいます。幼児期は先端だけを優しく洗うようにし、年長頃からは「自分で洗うこと」を伝え、本人にも少しずつ任せるようにしているそうです。
他のお母さんたちによくある誤解として「男の子だから特別なケアはしなくていい」と思っている人が意外と多いことを挙げ、「清潔を保つことは大切で、『自分の体を大切にする意識』は小さいうちから少しずつ伝えていくとよい」としました。
情報不足による不安については、「現時点で日本国内に明確なガイドラインがなく、情報が医療機関やインターネット上でばらついているのが現状」と指摘。「親御さんにとっては何が正しいのか判断しづらく、不安につながっている」とし、医療者が正確な情報を発信し、信頼できる監修のもとでケアの選択肢を提示していくことの重要性を強調しました。
「キレイにむけたね」の成分面では、パンテノールが配合されており、保湿もでき、低刺激処方なので敏感な部位にも安心と評価。男児のデリケートゾーンケアアイテムとしての意義について「親御さんが陰部ケアに自然と関心を持ちやすくなります。『キレイにむけたね』のような製品は、毎日のケアを通して親子で体のことを考えるきっかけとなり、家庭内での清潔習慣や正しい知識の定着に役立つ」と述べました。
市販品としての社会的役割については「医療機関に相談する前の『はじめの一歩』として、こうした市販アイテムがあることで、不調への気づきやケアのハードルが下がります。性別を問わないスキンケアの普及に貢献していると思います」と評価しました。
また海外の動向として、アメリカやカナダなどの小児学会が「生理的包茎は自然な発達の一部であり、無理な処置は不要」とする方針を出していることを紹介。スウェーデンなど北欧でも「自然にまかせて、ケアはやさしく最小限に」という考え方が一般的だと説明しました。
ただし「何もしなくてよい」ということではなく、清潔や保湿といった日常的なスキンケアや、体への意識を育てる声かけは男の子にとっても大切なこととして位置づけられていると言います。
最後にM先生は「『キレイにむけたね』は包茎を『改善』することを目的としたものではなく、男児のデリケートゾーンをやさしく清潔に保つためのケアアイテム」と説明。「生理的包茎は年齢とともに自然に変化することが多いため、過剰な処置は必要ありませんが、日常の中で無理なくケアを続けることは大切」とし、「この製品は、その『やさしい第一歩』として、親御さんが自然に関われる工夫がされている点に意義を感じています」と締めくくりました。
デリケートゾーンケア – FEMTECH LAB
商品名: キレイにむけたね
対象: 新生児~10歳前後の男の子と保護者
内容: デリケートゾーンのケアをサポートするボディクリーム
公式サイト:https://kaz-hakata-clinic.jp/boy/
公式Xアカウント:https://x.com/kireinimuketane