更年期症状が「ドライヤー離れ」を加速? 専門医がリスクを解説

夏場のヘアドライに関する実態が明らかに。頭髪専門医によるアドバイスを交え、“猛暑時代の正しいヘアケア習慣”をご紹介。

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  • クレアージュ総院長 浜中聡子医師
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アンファー株式会社が発表した「夏のヘアケアに関する調査」で、女性のヘアケアに対する意識の変化が明らかになりました。

全国20~60代女性300名を対象とした調査によると、約7割の女性が「面倒くさい」と感じている入浴時のケア部位は「頭(髪)」であることが明らかになりました。2025年の夏は気象庁の発表により全国的に平年を大きく上回る猛暑が予想されており、こうした中で「お風呂上がりのドライヤーが苦痛」「暑くて髪を乾かす気になれない」といったドライヤー離れが加速しています。

特に注目すべきは、「夏の暑さを理由に、入浴関連でついサボってしまうこと」として39%の女性が「ドライヤー」を挙げた点です。「乾かすのに時間がかかって面倒」という理由のほか、「乾かしている間にも汗が止まらないから」「熱風がしんどいと感じる」などの声は40~50代女性の回答に特に多く、更年期症状を感じやすい世代の女性に“ドライヤー離れ”が起こりやすくなっていることが伺えます。

実際に「ドライヤーが面倒で、髪を自然乾燥させたことがありますか?」という質問には、過半数以上が「はい」と回答。この結果からも、ドライヤーを使わない“なんとなく放置”が多くの女性の間で広く行われていることが判明しました。

この調査結果を受け、女性の頭髪治療専門医であるクレアージュ総院長の浜中聡子医師が、髪の自然乾燥がもたらすリスクについて解説しています。

浜中医師によると、ドライヤーを使わずに髪を自然乾燥させる行為は、特に夏の高温多湿な環境下では頭皮に熱と水分がこもり、雑菌やカビが繁殖しやすくなるといいます。また、髪が濡れている時間が長いほどキューティクルが開いたままとなり、摩擦や枕との接触で髪が傷みやすくなるデメリットも。

乾燥しきらない頭皮は皮脂の分泌バランスも崩れやすくなり、毛穴の詰まりや血流の悪化を引き起こし、結果的に抜け毛や薄毛の原因になると説明しています。

更年期に差し掛かる40~50代の女性は、女性ホルモン(特にエストロゲン)の分泌量が急激に低下します。髪の成長サイクルを健やかに保ちハリ・コシのある毛髪を維持する上で欠かせないホルモンがエストロゲンです。このホルモンが減少することで、髪の一本一本が細くなる、髪のボリュームが出にくくなる、生え際や分け目が目立ちやすくなるなどの変化が見られるようになります。

このような状態の頭皮に対して、洗髪後に自然乾燥で放置することで、薄毛の進行をさらに加速させる恐れがあるため、できる限りドライヤーを使って髪を乾かすことを推奨しています。

暑い夏に効率よく快適にドライヤーで髪を乾かすコツ

1. 吸水性の高いタオルでしっかり「プレドライ」

ドライヤーの前に、髪の水分をできるだけタオルで吸い取ることが時短の第一歩。マイクロファイバーなど吸水性の高いタオルで、根元から毛先まで丁寧におさえるように水気をとるのがポイントです。

2. 髪の根元に温風を当てる

まずは頭皮を乾かすことを優先しましょう。地肌が乾けば蒸れが防げる上に、毛先にも自然と風が通るので、全体の乾燥時間が短縮されます。後頭部→頭頂部→サイドと乾きにくい順に乾かしましょう。

3. ドライヤーの「冷風機能」を活用

熱がこもると汗をかいて逆効果になることも。仕上げの段階では「冷風モード」を使うことで、快適さがぐっとアップします。汗の再発を防ぎ、キューティクルを引き締める効果も期待できます。

4. 部屋の温度・風通しにも工夫を

エアコンや扇風機を併用し、ドライヤー中の「室温調整」も快適さのカギ。風通しのよい場所で行うだけでも、体感温度がぐっと変わります。

5. 「ひんやりアイテム」の活用でドライヤー時間を快適に

「どうしても暑さが我慢できない」「ドライヤーの熱風が苦手」という方には、冷感・涼感グッズを取り入れた「ひんやりヘアケア習慣」もおすすめ。冷感シャンプーやクールスプレーなどを使って頭皮をクールダウンさせることで、汗を抑えるだけでなく、ドライヤー時間そのものを快適に感じられるようになります。

浜中医師は「日常的なヘアドライは、見た目の清潔感だけでなく、頭皮と毛髪の健康を守るための基本的なケアです。暑さへの対策としては、冷風モードや吸水性の高いタオル、冷感ケア用品などを活用しながら、無理なく、継続的に髪を乾かす習慣を取り戻すことが重要です」とコメントしています。


更年期 – FEMTECH LAB

商品概要

・(左)スカルプD ボーテ シャンプー ボリューム クール

・(右)スカルプD ボーテ トリートメントパック ボリューム クール

・内容量:各200mL

・価格  :各2,250円(税抜)、2,475円(税込)

・発売日:2025年4月16日(水)

・販売店舗:WEB(アンファーストア・楽天・Amazon・PayPayモール・auPAY)

店舗:ロフト・ハンズなどのバラエティショップなど(一部、取扱いのない店舗もございます。)

《FEMTECH LAB編集部》

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