株式会社ファンケルは、更年期世代の悩みに寄り添う取り組み「FANCL MENOPAUSE ACTION」の一環として、更年期症状を有する40~50代女性とその夫の計100人を対象に「更年期に関する夫婦間の会話実態」調査を実施しました。
調査の結果、更年期世代の夫婦の65%が「平日の会話は1時間未満」と回答し、会話内容は夫婦ともに「子どものこと」が50%と最も多いことが分かりました。男女別に見ると、女性は「体調・健康」も「子どものこと」と同様に50%と高い一方、男性は「体調・健康」の話題よりも「週末の予定」「趣味・娯楽」の方が高く、健康に対する意識の差が浮き彫りになりました。
更年期について会話をする前は、「夫が理解してくれている」と回答した女性は44%と半分以下で、男性側も更年期を「理解している」と回答したのはわずか26%でした。しかし、更年期について会話をすることで女性の100%が「理解してもらえた」、男性の96%が「理解できた」と回答し、会話によって理解度が大きく改善する結果となりました。


また、女性の74%が更年期の話題を「話しにくい」と感じており、その背景には「どうせ理解されない」という思いがありました。さらに、女性の56%が更年期への理解が十分でないことで夫婦間での衝突を経験したと感じているのに対し、男性は25.6%にとどまっており、男女間で認識にギャップがあることが明らかになりました。

一方で、更年期について夫婦間の会話を行った後、全体の99%が「話せてよかった」と回答し、女性の68%が「気持ちが軽くなった」と答えるなど心理的な負担が和らぐ結果となりました。さらに95%が「今後も会話を続けたい」と答えており、会話が安心感と前向きな関係性の構築につながる重要なきっかけとなることが示されました。


同社は今後も、更年期に対する社会の理解を広げる啓発活動を続け、女性やその周囲の方々誰もが健やかに過ごせる環境づくりを目指して活動を続けていくとしています。
更年期 – FEMTECH LAB
【調査概要】
調査名称 : 「更年期に関する夫婦の会話実態」の調査
調査期間 : 2025年8月2日(土)から8月3日(日)
調査方法 : 会場調査
調査対象 : 更年期症状を実感している40代から50代女性とその夫 計100人(夫婦50組)