ウィメンズヘルスケアサービス『ルナルナ』にお薬手帳機能の提供が開始されました。
これまで別アプリとして提供していた「ルナルナ お薬手帳」の機能を『ルナルナ』アプリへ統合することで、生理日管理をはじめとした日々の体調に加え、服薬情報までまとめて記録・管理できるようになりました。そのため、利用者は自身の健康状態をより深く理解し、継続的な健康づくりに役立てることが期待できます。また、子どもなど家族の薬の記録・管理も可能となり、家族全体の健康サポートにも活用できます。
今後は連携薬局を拡充していくとともに、薬局や医療機関にとっても、患者の調剤履歴や指導履歴をリアルタイムに把握できるツールとしての活用を目指すことで、業務の効率化だけでなく対面での服薬指導の質向上にもつなげていくとしています。
厚生労働省は、医療・健康データの電子的な利活用を通じて、国民一人ひとりの健康増進と、より安全かつ効果的な薬物療法の実現を目指す「データヘルス改革」を推進しています。この一環で導入が進められている「電子版お薬手帳」は、服薬状況の一元的で継続的な把握や、利用者自身が服用している薬について正しく理解し、自らの健康状態を管理する「セルフメディケーション」の支援につながると期待されています※1。
『ルナルナ』を提供する株式会社エムティーアイが行った、子育て中のユーザーを対象にしたアンケート調査※2では「電子版お薬手帳を利用していない」と回答した人が8割以上にのぼりました。その一方で、スマートフォンで自身や子どもの薬手帳を管理することや、調剤予約や処方せんの送信ができるサービスについては約7割が利用に前向きな回答をしており、現状の普及率は低い一方で、高い利用意向が明らかになっています。
こうした背景を受け、今回、「ルナルナ」アプリからお薬手帳機能を利用できるようにすることで、累計2100万DL※3を超えるアプリのユーザー基盤を生かし、電子版お薬手帳の普及とデータヘルスのさらなる推進に貢献するとしています。
※1 参考:厚生労働省 「令和4年度データヘルス改革を見据えた次世代型お薬手帳活用推進事業 総括報告書」001199647.pdf
※2 調査期間:2024/3/22~4/1、調査対象:『ルナルナ ベビー』利用者 987名、調査方法:インターネット調査
※3 2024年8月時点